2009年10月31日 00:43
ホロスコープから見るブライアン・ウィルソンとマイク・ラヴ<2>から続き
マイク・ラヴズ・ネイタルチャート
http://www.astro.com/astro-databank/Love,_Mike
【1】マイク・ラヴとビーチボーイズ
マイク・ラヴの海王星は乙女座26度に位置しています。
この位置は、ブライアンの海王星とほとんど同じです。海王星は太陽の周りを非常にゆっくりと、約165年かけて一周します。こうした公転周期の遅い惑星は、同世代のチャートで、ほぼ同じ位置に置かれることになるのです。
しかし、チャート上の意味は変わります。地球の自転の影響で、天体が位置するハウスが変わり、また、運行速度が速い他の天体とアスペクトを形成することで、それぞれ異なったシンボルを表わすようになるからです。
マイクも非常に存在感の強い海王星を持っています。
まず、太陽とオポジション(180度)。ブライアンのチャートでも説明しましたが、オポジションは緊張を孕んだアスペクトです。お互い反発し合いながらも決して無視することが出来ない強い結びつきを表わしています。ところが、マイクのチャートには、この緊張関係を解きほぐす天体が存在しています。天王星です。
天王星は太陽とセクスタイル(60度)、海王星とはトライン(120度)と、それぞれ調和的なアスペクトを描いています。これは「調停」と呼ばれる複合アスペクトのパターンのひとつです。180度でせめぎあっている太陽と海王星を天王星が仲立ちをすることで、二つの天体の間にスムースにエネルギーが流れる新しいラインが作られる。そのようにイメージすることが出来るでしょう。【1】
太陽と海王星の関係から見ていきましょう。占星術では、ホロスコープで対向する位置にあるサインやハウスは、それぞれ反対の意味を持っていると考えます。180度のアスペクトが緊張関係を表わすのは反対の意味、つまり、自分に欠けたものを常に意識させられるからだと言われています。
マイクの180度は第10室と第4室で形成されています。まず、太陽とオポジション(180度)。ブライアンのチャートでも説明しましたが、オポジションは緊張を孕んだアスペクトです。お互い反発し合いながらも決して無視することが出来ない強い結びつきを表わしています。ところが、マイクのチャートには、この緊張関係を解きほぐす天体が存在しています。天王星です。
天王星は太陽とセクスタイル(60度)、海王星とはトライン(120度)と、それぞれ調和的なアスペクトを描いています。これは「調停」と呼ばれる複合アスペクトのパターンのひとつです。180度でせめぎあっている太陽と海王星を天王星が仲立ちをすることで、二つの天体の間にスムースにエネルギーが流れる新しいラインが作られる。そのようにイメージすることが出来るでしょう。【1】
太陽と海王星の関係から見ていきましょう。占星術では、ホロスコープで対向する位置にあるサインやハウスは、それぞれ反対の意味を持っていると考えます。180度のアスペクトが緊張関係を表わすのは反対の意味、つまり、自分に欠けたものを常に意識させられるからだと言われています。
第10室は、その人が活動するステージとしての社会を表わすハウスです。ここに太陽があるということは、仕事を通じて自己を形成したい、仕事で認められたいという思いを強く抱くことを示しています。しかし、そのような彼の太陽は常に欠落したものを視野に入れています。それが第4室の海王星です。
第4室は第10室に対向するハウスなので、ちょうど逆の意味です。私たちが何か活動するために向かう先が第10室だとすれば、第4室は私たちが生まれたところ、そして、帰っていくところです。もっと抽象的に、私たちの帰属意識が向かう先、自己と歴史感覚が接続される場所とイメージしても良いでしょう。
こうしたことから、家庭、故郷、国家、あるいは晩年といったものが第4室の象意になります。そして、ここに位置する海王星はそれらへのロマンティックな憧憬を表わしていると考えます。
マイクの場合、さらに、人生の発展の方向を示す月のノースノードも第4室にあります。
ビーチボーイズは、ロックバンドという以前にウィルソン三兄弟と従兄弟のマイク・ラヴで結成されたファミリー・グループでした。そして、グループのデビューにはウィルソン兄弟の父親、マリー・ウィルソンが関与しています。彼らがいなければ、今のマイク・ラヴはいません。マイクは第4室が表わす物事に強く関わりながら人生を築いてきたのです。

それだけに、天王星の調停は重要なものとなります。もし、天王星がこの位置に無ければ、マイクの太陽は海王星が表わす物事と上手に関係を結ぶことが出来ず、強迫的にそれらを否定し続けるといったことになっていたかもしれません。ですが、マイクは第4室が表わす物事に積極的に関わり続けることが出来ました。それだけではなく、彼は結成当初のビーチボーイズのイメージにもっともこだわったメンバーであるとも言われています。それは時にグループの前進を押し止めることにもなった。有名な悪評です。マイクは時計の針を巻き戻すかのようにバンドを過去へ過去へと退行させたと評価されています。それが正しいかどうかとは別に、マイクが今でもビーチボーイズにこだわっているのは事実です。ブライアン・ウィルソンがソロアーティストとして活躍する一方で、彼はほぼ一人でビーチボーイズの看板を立てて活動しています。
さらに、マイクの悪評を思い出してみましょう。その中には、彼が抑圧的な道徳の信奉者であることや保守的な政治信条を持った共和党員であることなどがありました。実際、彼は80年代に問題になったロックの歌詞検閲運動に賛意を示しています。また、70年代末以降恒例になった独立記念日のコンサートでは「愛国心をもって音楽に臨む」と積極的に旗振り役を務めていました。これらもまた、太陽−海王星−天王星のシンボリズムから想起させられるエピソードです。海王星のロマンティックな夢想が故郷や国家というものへと向けられ、それが天王星の理想主義的なイデオロギーの仲立ちを受ける。
面白いのは、こうしたことが創作へと昇華された例もあったかもしれないということです。
彼が歌詞を書いた「California Girls」を思い出しましょう。東海岸の女の子も、中西部の女の子も、南部の農家の娘も、北部の女の子もそれぞれかわいくて大好き。みんなでカリフォルニアに来て、カリフォルニアガールになってくれれば良いのに、というパトリオティックな感受性を持った歌です。この「California Girls」はビーチボーイズの代表曲のひとつになりました。ライブの定番曲として彼は何百回とこの歌を歌ってきたことでしょう。歌い手の視点はアメリカからカリフォルニアへ、そして、ビーチボーイズ=家族へとズームインしていきます。天王星の直観の冴えが海王星のロマンティシズムをオリジナリティ溢れる表現へと押し上げた。そのように見ることも出来ます。
彼の保守性はありふれたもので、ことさら目くじらを立てるようなものではないという、冒頭で紹介したフォーラムでなされている反論はたぶん正しいのでしょう。ですが、こうした悪評込みで、マイク・ラヴには不思議な魅力があります。
星の配置は、彼の政治信条が彼自身の性質に深く根ざしたものかもしれないということを物語っています。そうであるなら、マイクは自分に嘘をついていません。その意味で、彼は誠実なのです。
【2】マイク・ラヴとトランセンデンタル・メディテーション
もうひとつ、マイク・ラヴの「誠実さ」を検証してみましょう。
マハリシ・ヨギーのトランセンデンタル・メディテーション(TM)との関わりです。これも、彼の愚鈍さを物語るエピソードのひとつとして揶揄気味に語られています。
60年代に圧倒的な人気を誇ったグルー、マハリシ・ヨギーと彼の唱導する瞑想法は、当時多くのミュージシャンや映画業界人たちに支持されました。ビーチボーイズのメンバーたちも例外ではないのですが、中でも彼にもっとも熱を上げたのがマイクです。ビートルズやドノヴァンらとともにインドにまで修行に出掛けたのは有名なエピソードですが、彼はブームが去った後でも一人マハリシを支持し、現在もマハリシの教えによる瞑想法を実践していると言われています。
このことを何故、彼の知的誠実さと受け取ってはいけないのでしょうか。
マイクの太陽は魚座24度にあります。【2】
サインの最大度数は30度と決まっているので、これはかなり後半に位置しています。
ここで度数域という考えを採用してみましょう。度数域については、私自身まだ十全に身に付けていないので、松村潔『占星術研究会』(1995年、シャングリラ・プレス)を参考にしながら見ていきます。
魚座は共感によって世界を体験しようとする性質を持ったサインです。しかし、これが後半度数に進んでいくと、そうした本来の性質を相対化、高次化する視点が生まれてくるのだそうです。魚座は個人レベルでの共感を超えて、世界そのものの理解を望むようになる。「悟り」のようなものを求めるようになる。
また、水星は水瓶座、第9室に位置しています。第9室は哲学や思索、高等教育などを表わすハウスです。そうした知的活動への強い関心、そして水瓶座なので、高い知的能力を備えていると見なすことができます。
さらに、ここでも度数域を検討しましょう。マイクの水星は水瓶座の最後の度数、29度に位置しています。水瓶座の知性が度数域の終盤でどのようなものになるのか、松村潔氏の見方がやはり面白いです。水瓶座は客観的、科学的な知性を表わしています。その最終段階では技術への圧倒的な信頼へと到達するのだそうです。なお、松村氏は特に註釈していないのですが、この技術とは機械技術のみを意味したものではないでしょう。
「悟り」「技術」。ヨーガの技法であるTMのキーワードが二つも出てきました。
もうひとつ、「身体」というキーワードも拾ってみましょう。身体を表わすのは第2室です。ここは金銭についてのハウスなのですが、金銭収入は自分の身の回りにあって自由に使うことが出来るものなので、身体も同じ性質のものと見なし、第2室が表わすものになります。
ここに限界突破の天体、冥王星が入っています。身体的な実践においては、中途半端を知らない徹底したものを持っていることを示しています。そして魚座の太陽とトライン。太陽が表わす自我と調和しています。
さらに、9室の水星は月を介することで、冥王星−太陽のラインとも視線を交わすことになります。
まず、水星は第5室、天秤座の月とトラインです。知的な精神活動が気分的な心地良さを呼び込むという配置です。この月が冥王星とスクエアを形成します。
月と水星の関係はソフトです。水星が表わすコミュニケーションや知的活動が活発になればなるほど心地良い気分に浸れるということを示しています。一方、冥王星とはハードな関係です。月は天秤座なので、周囲の人と楽しく過ごしたいという欲求が阻害されて苦痛となったこともあったかもしれません。しかし、ハードアスペクトがもたらす困難の克服は、その人の人生にクリエイティブな実りをもたらします。
水星が表わす知性は頭の回転の速さといった程度のもので、木星の哲学的思索や天王星の科学的知性のような洗練されたものではありません。月との調和は知的、感情的な安定を表わしますが、その関係の心地良さが怠惰を招き、知的な能力によって実りを得ることを逃してしまう可能性もあります。マイクとTMとの関係において、この部分の不調和はむしろ幸運なものでしょう。
マイク・ラヴは、TMを一過性のブームの中で消費しなかった数少ない人物の一人です。星の配置は、TMが彼にとって非常に相性の良いものだったこと、そしてそれと同時に、チャレンジングな側面があったことを示しています。
【3】なぜマイク・ラヴは軽薄に見られるのか
ところが、この月と冥王星をもっと教科書的に読むと、途端に悪役マイク・ラヴのイメージが復活してきます。
例えば、第2室の冥王星は金に関することへの執着を表わしています。それが第10室太陽の職業上の野心とよく調和している。また、月はうつろいやすさや不安定を表わします。これが結婚を表わす第5室に入っている。マイクは結婚、離婚を繰り返し、現在、別れた妻たちへの慰謝料の支払いに苦しめられてると言われています。月は金銭の第2室に入る冥王星と不調和なアスペクトです。
とにかく、マイクの悪役イメージは強いです。
マイク・ラヴのアセンダントは双子座。これは彼自身の軽快な印象となって表れているはずです。
また、MCはチャーミングな魚座。そしてMCから10度先に進んだところに金星、さらに8度進んだところに太陽があります。金星と太陽は、ややオーブが開いていますが、コンジャンクション。マイク・ラヴもまた多くの人に愛されるポップスターであり、彼自身そうしたイメージを強く打ち出そうとしていることを表わしています。【3-1】
マイクが人に与える印象は決して悪いものではないはずです。でも、それらはストレートにチャームポイントとして受け取られない。それらはネガティブなイメージに反転されて、軽薄で凡庸なセールスマン、マイク・ラヴになってしまう。これはおそらく、マイクがブライアンとの対比によってしか語られないからでしょう。
マイク・ラヴのアセンダントは双子座。これは彼自身の軽快な印象となって表れているはずです。
また、MCはチャーミングな魚座。そしてMCから10度先に進んだところに金星、さらに8度進んだところに太陽があります。金星と太陽は、ややオーブが開いていますが、コンジャンクション。マイク・ラヴもまた多くの人に愛されるポップスターであり、彼自身そうしたイメージを強く打ち出そうとしていることを表わしています。【3-1】
マイクが人に与える印象は決して悪いものではないはずです。でも、それらはストレートにチャームポイントとして受け取られない。それらはネガティブなイメージに反転されて、軽薄で凡庸なセールスマン、マイク・ラヴになってしまう。これはおそらく、マイクがブライアンとの対比によってしか語られないからでしょう。
ブライアンのアセンダントは牡牛座です。そこにライジングする天体として、牡牛座の金星と、双子座の天王星、土星が関わってきます。静かな物腰の中に金星のエレガンスや天王星の他と比較出来ない独自の雰囲気を宿しているといった感じでしょうか。マイクが持つイメージとの相違は明らかです。
ブライアン・ウィルソンを絶対視したうえで、そこにマイク・ラヴを対比すると、マイクの軽やかさ、かわいらしさ、スター性は、途端に凡庸さという見かけをまとうことになるのです。
面白いことに、ブライアンとマイクのこうした対比は、二人の相性図(二人の人物のネイタルチャートを重ねたホロスコープのこと。このチャートで形成されるアスペクトが相性判断の材料となる。)にもはっきりと表れています。
マイクのMCは魚座6度42分です。相性図ではアスペクトのオーブはタイトに取るので、細かく見ていきます。ここに、双子座5度27分にあるブライアンの土星がスクエアで重なって、ブレーキをかけています。これはどういうことでしょうか。【3-2】
MCは世の中に打ち出していく自分のイメージを表わしていました。これは、マイクが自分の魅力を表現しようと試みても、ブライアンの土星に邪魔をされて上手に表現できないということを表わしているのではないでしょうか。もちろん、ブライアンがそうした意図を持っているということではありません。どうしてもそうした関係になってしまうということです。
【4】マイク・ラヴと「グッド・ヴァイブレーション」
一方、ブライアンにとっても、マイクの土星はなかなか厄介な位置にあります。【4】
マイクの牡牛座11度31分の土星は、ブライアンの第5室、乙女座11度34分の月と正確にトラインを作ります。第5室は創造のハウス。ものを作るうえでの気分の高まりにブレーキをかけられる。そうしたことを表わしているのですが、私はもっとポジティブな結果となったケースを思い出しました。彼らの最大のヒットシングル「Good Vibrations」でマイク・ラヴが果たした役割です。
マイクが歌った"I'm picking' up good vibrations..."というサビの印象的なサイドメロディは、彼が即興的に付け足したものだという説があります。この旋律の重要さは、「Good Vibrations」を聴いたすべての人が認めることでしょう。マイクのサイドメロディは楽曲に強い輪郭を与えています。これがなかったら「Good Vibrations」は大ヒットすることはなかったかもしれません。
現在、CDのボーナストラックなどで、「Good Vibrations」の初期バージョンをいくつか聴くことが出来ますが、マイクのサイドメロディが無いバージョンは、ただただやかましいだけで、個人的な感想ですが、聴くに堪えるものではないと思います。しかし、そこにマイクの低音パートが加わると、楽曲全体が引き締まる。ブライアンのテンションの高まりを感じさせるサビの高音パートに、マイクが素朴な旋律を付け加えることで楽曲をクールダウンさせた。そんな印象があります。
現在、CDのボーナストラックなどで、「Good Vibrations」の初期バージョンをいくつか聴くことが出来ますが、マイクのサイドメロディが無いバージョンは、ただただやかましいだけで、個人的な感想ですが、聴くに堪えるものではないと思います。しかし、そこにマイクの低音パートが加わると、楽曲全体が引き締まる。ブライアンのテンションの高まりを感じさせるサビの高音パートに、マイクが素朴な旋律を付け加えることで楽曲をクールダウンさせた。そんな印象があります。
同じようなケースは、アルバム『Love You』の1曲目「Let Us Go On This Way」でも繰り返されたかもしれません。騒音状態のシンセサイザーをバックにボーカルがシャウトするエキセントリックな楽曲ですが、マイクが即興的に付け足したとされる中間部の短い旋律は楽曲にポップスとしての親しみやすさを与えています。
土星は物事を束縛、制限すると同時に、形の定まらないものを彫刻して現実化させる天体です。マイクがブライアンの楽曲に与えた旋律は土星のポジティブな働きの結果を表わしているかのようです。
【5】マイク・ラヴとブライアン・ウィルソン
さらに相性図を見ていきましょう。ブライアンとマイクの相性は悪くないどころか、ブライアンの側から見れば、マイク以上のパートナーはいないのではないかと思わせるシンボルをいくつも拾うことが出来ます。
ブライアンもマイクも、太陽、金星、海王星を含む印象的なアスペクトを持っていました。
ブライアンのチャートの金星は、さらにアセンダント、天王星、土星と密集した配置にあります。【5-1】
そして、マイクのアセンダントは双子座25度51分です。これは、魚座24度48分の太陽、乙女座26度2分の海王星と、それぞれスクエアを形成します。【5-2】
ブライアンとマイクの太陽、金星、海王星を含むアスペクトは、さらにアセンダントも巻き込んでいるということです。



同じ天体やポイントを含むアスペクトを持っているということだけでも、双方に共通した心理傾向があるということで、相性は悪く無いと判断できるのですが、さらにこの二人の場合は、ブライアンの双子座28度28分の太陽がマイクのアセンダントと重なります。また、マイクの太陽はブライアンのアセンダントとセクスタイルを形成します。【5-3】
ブライアンの金星、アセンダント−海王星−太陽のアスペクトのラインに、マイクの太陽、金星−アセンダント−海王星のラインが優しく寄り添っている、そんな印象です。
太陽、金星、アセンダント、そして海王星が絡んだ相性図のアスペクトは、イマジネーションやフィーリングのレベルで二人が惹かれ合う関係性であることを示しています。
ブライアンの太陽は、さらにマイクの水瓶座29度41分の水星、天秤座26度48分の月とそれぞれトラインを形成します。ブライアンの太陽、マイクの水星、月とでグランドトラインが描かれるのです。【5-4】
相性図における太陽と月のアスペクトは非常に重要視されるものです。一緒に長い時間を過ごしてもまったく気にならない、気分的な同調を示すものとして、長く関係が続いた夫婦の間でよく見られるものだと言われています。
さらに、太陽と水星のアスペクトは意思疎通の容易さを示しています。太陽の意思を水星がスムースに受け取るのです。太陽にとって水星は良き理解者となります。太陽が為そうとしていることに水星が口を挟むということはないのかもしれませんが、相手の意思を正確に汲むという能力は芸術家のサポート役がもっとも必要とする能力でしょう。


最後にブライアンの双子座17度4分の水星とマイクの魚座16度の金星とのスクエアも拾っておきましょう。【5-5】
相性図の水星と金星のアスペクトは芸術家同士の有益な関係を示していると言われています。お互いのセンスを刺激し合う関係性です。それによってさらに高いレベルへの成長が見込める。ただ、このアスペクトは90度なので衝突も多かったのではないかと思われます。
誰と一緒に曲を作りたいかという問いに、ブライアン・ウィルソンは決まってマイクラ・ラヴと即答するそうです。(『文藝別冊 ビーチ・ボーイズ』河出書房新社、2002年、p54、萩原健太氏による紹介)
これだけ相性図から好意的な素材が拾えるのなら、それももっともだと思わされてしまいます。
二人は残念ながら現在、別々の活動をしていますが、また共に活動出来ることがあれば、それはファンにとっては嬉しいことです。復活したブライアンによる新しい「ビーチボーイズのアルバム」は間違いなく魅力的な企画です。現実にはその可能性はほとんどないのかもしれませんが、その期待を星の配置によって語ることも出来るのです。





















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